欲求不満気味でなんか持て余し気味の主婦で、名前は杏子(きょうこ)です。もちろん仮名ですよ。
まだお昼を指していない針にやきもきするも、慣れてしまった作業はすぐ終わるので、ここから夫や娘が帰るまでは憂鬱な時間。
ワイドショーは毎日『かけそば』だの『不祥事』だのと同じ内容しか流れないし、ご近所の奥さんらと話を合わせるために読むスキャンダル誌も惰性で見てるだけ。
目立った趣味も習い事もやってないから、暇をつぶすことと言えば…
今日はどんなメッセージがあるのか気になり、リビングのテーブルに置いてあった、ほぼ家族連絡用のスマホを取ります。
見ているのは出会い系アプリ(PCMAX)のメニュー欄。
私はどうにもならない時間と、主人以外に言えない強い性欲を持っているため、二つを解消するために登録しています。
性欲を満たすために出会い系アプリを使う主婦
夫のエッチは優しくて相性もいい。
でも身体はもっと激しい、ぐちょぐちょした乱暴な情事を求めている。
何度もそれとなくリクエストしたものの、「大事にしたい」と断られてしまいました。
そんな中で、不浄とわかっていながらも手を出したのがコレ…
まだ実際に会うという経験はしていませんが、時々エロ目的の男性が送ってくる文章で、劣情丸出しの内容に興奮し、日の差す場所で火照った部分を自ら静める行為に及びます。
「あ、ふぅ、あんっ」
自然と手が行き、肌色の素っ気もないショーツに浮かぶ縦筋の上で止まらなくなる指。
染み出す液が布地を茶色に変化させる頃、私は軽く絶頂に達していました。
PCMAXから少し気になる男性から通知が
自分を慰めたあとページをメニューに戻すと、『新着:1通』という表示。
──また、盛った男のやつかしら?
めくり上げていたスカートを戻すことなくそれを開いてみると、いつもとは違う文面。
「初めまして、タカシです」
ごく普通に挨拶から始まるメッセージは、ここまで劣情まみれのモノを見てきた私の目に、全く違う印象を植えつけていました。
かの『隆さん』は私の愚痴を丁寧に聞きながら、1週間ほど付き合ってくれたでしょうか。
相当な数のメッセージを送ったので、たぶん金銭はそこそこ使っている筈。
そんな経緯もあり、いつしか少し申し訳ないという罪悪感と、彼の写真や文面に妄想を投影してしまい、届く度に昂ぶりを募らせていきました。
ある日、私は思い切って自分の溢れる性欲の話を持ちかけます。
隆さんは驚いた様子でしたが、次に帰って来たのは彼のイメージとは違う返答。
やりとりしている間に、募っていく気持ちを静めるため自慰を繰り返す私。
あちらの奥さんもうちの夫と一緒で、それほど激しいエッチはしないとのこと。
なので週に数回は自分でヌいてしまうなどど砕けた言い方で、私に同意してくれます。
それに、私の素面に近い自撮りの顔を、照れもせずに可愛いと言ってくれる。
私はどうにもたまらず決断しました。
彼に次のメッセージを送る際、
「出来たら会いませんか?」
という一文を加え、使い慣れていないSNSのアドレスを付け加えて、返答が来るのを待ちました。
PCMAXで知り合った男性と会うことに
また数日くらい経ったでしょうか。
朝の家事を終わらせてソファに座っていると、SNS通知の鳴動が届きます。
もしやと思い取り上げると、隆さんの返信でした。
平日は忙しいと言ってましたが、その合間に送ってくれたことに、私は素直に喜びます。
その後はたどたどしくもSNSを使い、1日2回くらいのやり取りをして、金曜日の昼間、彼が外回り営業をする間に会う約束となりました。
待ち合わせに選ばれたのは、何の変哲もない郊外型のモール施設。
フードコートに入っているお洒落な喫茶店です。
隆さんは先に二人掛けのテーブルについていて、私を見つけると軽く手を振って挨拶。
ビジネスマンらしいスーツ姿の彼、しかしスポーツマンっぽい短髪でさっぱりした髪型。
うっすら浮かぶ胸板など、体躯もがっしりしてそうな男性。
この時点で、抱かれたらという妄想で魔法にかかったような心地でした。
注文してくれたブレンドコーヒーの味も記憶に無いくらい。
しばし他愛のない会話をしたあと、隆さんから『アレ』を切り出されます。
突然目つきが変わり、私のほうを見つめながら焦らすような質問。
その時の彼の目はもう心を見透かしたかのように、標的を狙う鷹の様な鋭さでした。
しかしすぐやわらかい目つきに戻し、優しく対応しようとしてきます。
その後はお互いのパートナーの不満をあけすけに述べる感じになりました。
必然的に(隠語ですが)行為の話もするので、私は不意に股間を湿らせてしまい、それを必死に隠すように太腿を絞ります。
このまま何もなく終わるのかと思いましたが、ふと隆さんはもう一度鋭い目で、
非常にストレートな誘惑、しかし一応お互い既婚だという事実がある。
期待と反対の返事を返しますが、彼は追撃の言葉を発します。
結局私はあっさりと心の中にある情欲を見破られてしまいました。
それに、ここまでさんざん膨らんでしまった期待に脳を揺すられていて、貞操的な思考はもはや崩落しています。
会ったときにかけられた魔法の効力、という不真面目な理由で、私は誘いに従いました。
車に乗せられラブホへ…(お股は濡れ濡れです)
営業車にしては豪華な白のセダンに乗せられ、私たちは郊外の山間に向かいます。
地元では有名なラブホテル通り。
部屋の下に車両をとめる形の施設に入り、ドアの前へ。
腰に手を回して隆さんが誘導します。
中は白でまとめられた家具やベッドで占められており、バスルームもシンプル。
入ってすぐ、私は一度落ち着こうとシャワーを浴びる事を告げます。
「ボクはあとでいいよ」
そう言う隆さんを残してバスルームに入り、すっかり湿った身体を洗い流すべく、下着まで服を脱いだときです。
「入るよ」
「えっ、あっ…」
彼は既にトランクスだけの格好でこちらに近寄り、次の瞬間に私の胸をつかんで、ゆっくり指でゆすり始めます。
「待てなくなった、欲しい」
「だめ、まだ、はぁ、あん」
せっかく身体をきれいに洗い流そうと思ったのに、それを制止しつつ手を滑らせ、飾りっ気のないベージュのブラをずらし、乳房を撫でて愛撫してきました。
「や、やぁっ」
「ボクもムラムラしてたんだ、杏子さんと知り合ってからからずっと」
隆さんも同じ気持ちだったようです。
「早く食べたい、味わいたいって思ってた」
「あ、はぁ、わたしも、おなじっ」
本音を吐露したところで私もタガが外れ、逞しい腕に挟まれながら、乱暴な刺激ではあるものの、動きに合わせて燻る劣情を高めていきます。
「下、脱がすよ」
胸しか触られていないはずなのに、脱がされる途中の肌色をしたショーツには、股布と割れ目の間に糸を引くくらいの粘液がべっとりと付着していました。
下着を取り払われた太腿の間に、隆さんの手が伸びます。
「杏子さん、おまんこがもうクチュクチュいってる」
「そんなこと、いわないでっ、あはぁ、あん」
彼の言うとおり、ひくつく花びらは既にちゅ、くちゅといやらしい歓喜の音。
やはり乱暴な指の動きでしたが、的確にクリトリスや秘部の入り口を攻めてきます。
背中にぴったり張り付く彼の胸板と、下腹部にある熱い棒状の感触。
いよいよ来るであろう進入行為を妄想し、私は全身を紅潮させ、快感に浸ります。
「はぁ、はぁ、はぁ…挿れるよ」
そう言って隆さんは背中から私の腰を抱き、くの字になったところで、掻き回されて濡れそぼった陰唇に亀頭をあてがい、一気に進入してきました。
「かはっ」
猛スピードで襲ってきた挿入の衝撃か、私は声にならない空気を漏らします。
弾丸のごとく膣奥に到達した棒先は子宮をノックする勢い。
たまらなくなった私は床に手をついて、押されないように支えます。
彼はそのあと1回もピストンを緩めず、お尻をグっと掴みながら、速いリズムで内部を擦っていきました。
「あはぁ、あっ、あっ、あぁん」
私はあまりのスピードに息継ぎができず、脳内がにごった感覚になり、気絶するかもという不安が頭の中に広がります。
しかし反対に、身体は激しく突かれる行為で情動をむさぼるようにうねります。
「杏子さん、オレっ、イクっ」
隆さんはありったけの速さで腰を動かし、射精しようと抽送を早めてきます。
「出るっ、出る、杏子さん!」
「はぁっ、あっ、ぁぁぁぁぁぁん!」
私の意識がホワイトアウトしようとした瞬間、彼は限界まで膨らんだであろう肉棒から、溜めた性欲の塊を、劣情極まった私の淫口内に噴射してしまいました。
「はぁぁ、あ、あふっ…」
刺されたまま何度も射精の振動を感じ、私はそのまま床に崩れ落ちます。
その拍子で隆さんのモノは抜けてしまい、膣の出口から大量の白濁した液を吐き出しながら、私は意識がふっと消えてしまいました。
「…大丈夫?」
呼ばれて目を開けると隆さんの顔が目の前に。
イって気絶した後、目覚めるまでずっと見守っていたようです。
「ごめんなさい、私…」
「ボクも少しやりすぎた、反省」
じっと見つめ合ったあと、なぜかおかしくなって、たまらず吹き出してしまいました。
──なんとなく、似たもの同士っていう感じがして。
「案外、セフレエッチも悪くないかもね」
「でも今度は避妊、お願いします」
「あ、また反省、あはは…」
「ふふっ」
また吹き出してしまう二人。
少し休憩したあとは隆さんのリミットが近いということもあり、さっとシャワーを浴びて、私の家の近所まで送ってもらいました。
その後、私達は『我慢できなくなったら』という条件で、月1ほどの情事に勤しんでいます。
…我慢もなにも、SNSでエッチなチャットしたりしてますけど。
もう、身体を重ねてガンガン攻められる感覚は忘れられないかもしれません。
女性からセックスを求めてくる方法